28th 3月2014

Movie

by Kenji

今回は

「ローン・サバイバー」を観てきました!アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上最大の悲劇と呼ばれる

レッドウィング作戦の全貌を実際に作戦に参加し、

ただ一人奇跡の生還を果たした元隊員マーカス・ラトレルの手記『アフガン、たった一人の生還』を

原作に映画化した戦場アクション。

 

ストーリーは・・・

2005年6月、タリバンの指導者で米海兵隊員の殺害を指揮した

アフマド・シャーの捕捉と殺害を目的にした

”レッド・ウィング作戦”の決行が、

アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ・チーム10に伝えられた。

マーカス・ラトレル一等兵、マイケル・マーフィ大尉、

ダニー・ディーツ二等兵、マシュー・”アクス”・アクセルソン二等兵の4人は

特別偵察班としてタリバンのキャンプを監視、シャーの存在を確認する

任務が与えられ、4人は山岳地帯の入り口に降下、

夜を徹して山を登り、偵察地点に到達する。

シャーの姿を確認したものの、無線状態が悪く前線基地へ連絡が取れなかった。

4人は無線確保のため、翌日高地へ移動するが、

移動地点で地元の山羊飼いに遭遇し、拘束。

4人は山羊飼いをどうするか議論する。選択肢は3つ。

山羊飼いを解放し、自分たちは高地へ移動し迎えのヘリを待つ。

山羊飼いを拘束したままにして高地へ移動する。

あらゆる危険性を排除するため山羊飼いを殺す。

4人の議論の結果は、山羊飼いの解放だった。

作戦を中断し通信確保のため頂上へ向かう4人だったが、

そこに待ち受けていたのは200人のタリバン兵だった。

果たして4人に待ち受ける過酷な運命とは。

そしてなぜラトレルは生還できたのか・・・・。

 

唯一の生存者マーカス・ラトレル一等兵を演じたのは

マーク・ウォールバーグ

私の大好きな役者さんの1人です。

最近では「テッド」で記憶してる方が多いはず。

私は「ビッグ・ヒット」辺りからファンですが・・・笑

8月には「トランスフォーマー/ロストエイジ」の公開も

控えてます!楽しみですね~!

 

チーム・リーダーのマイケル・マーフィ大尉を演じたのは

テイラー・キッチュ

「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」「ジョン・カーター」

「バトルシップ」「野蛮なやつら/SAVAGES」などに出演。

「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」で共演した

ヒュー・ジャックマンとは親友みたいです!

 

偵察・通信兵ダニー・ディーツ二等兵を演じたのは

エミール・ハーシュ

「スピード・レーサー」「ミルク」

「野蛮なやつら/SAVAGES」などに出演。

「スピード・レーサー」の主人公やってた役者さんです・・笑

 

狙撃兵マシュー・”アクス”・アクセルソン二等兵を演じたのは

ベン・フォスター

「X-MEN: ファイナル ディシジョン」「3時10分、決断のとき」

「30デイズ・ナイト」「メカニック」「ハード・ラッシュ」などに出演。

「X-MEN: ファイナル ディシジョン」のエンジェル役ですね!

 

他には

上官エリック・クリステンセン少佐には「ブラックホーク・ダウン」の

エリック・バナ

チーム10の新入隊員シェーン・パットン二等兵を「ハンガー・ゲーム」の

アレクサンダー・ルドウィグ

キーマンになるアフガン人グーラーブを「キングダム/見えざる敵」の

アリ・スリマン

などが演じている。

 

 

「ローン・サバイバー」

実際に起こった”レッド・ウィング作戦”の悲劇。

いや~胸が熱くなりましたね・・・。

冒頭シールズの「ヘル・ウィーク」の映像が流れます。

Discovery Channelの映像なのかなあれは・・・?

シールズの究極の選抜試験ですね。

この試験により隊員たちは

「自分よりも仲間を優先し、窮地にいる仲間を助けることのできる

相互支援の精神を持つ兵士」となり、

「戦士」であり「兄弟」になっていきます。

この作品はしっかりとそこを冒頭で見せてくれます。

しかし、偵察任務とはいえ、敵地にたった4人がヘリから降りる・・・。

想像もつかない精神力や信念がないと無理ですよね・・・。

事実、4人vs200人と絶望的な戦いに発展します。

それでも彼らは「決して戦いから逃げない」

傷を負いながらも果敢に戦う姿には目頭が熱くなりました。

私がプレーしたPS3「メダル・オブ・オナー」で

アフガン兵に崖に追い込まれたTier 1の操作キャラに仲間が

「飛べ!骨折は治る!」と言って崖を飛び降りたのに衝撃を受けましたが、

今作でもラトレルたちは迷わず崖から飛び降ります。

実際にそうするのを観て、さらなる衝撃でした。

あとは、4人に注目されがちですが、

上官のエリック・クリステンセン少佐たちのとった行動も

また英雄的行為であり、ここでもまた「戦士」であり「兄弟」で

あることがよくわかります。

そしてこの地域に古くから伝わる「パシュトゥーンの掟」が

奇跡の生還につながります。

実際のラトレルはこの映画で「兄弟」たちの生き様を

伝えることができて、ようやく自分の仕事が終ったと言っています。

ラストでラトレルが「俺の一部はあの山で死んだ」と言葉にします。

その言葉に、なんとも言えない気持ちになりましたね・・・。

 

「ローン・サバイバー」

実際に起こった悲劇を

ドキュメントのように重みを感じさせてくれる力作!

実際にあったことなのでイイ映画と一言では言えませんが、

心に残る作品でした!